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今回は真面目に環境の話をしようと思う
2000年初頭、フィリピンで目についたのは川の汚染。
フィリピンというと、「スモーキーマウンテン」の映像がよく
テレビで映し出され、環境イメージの悪い国として定着していた。
言わずと知れたゴミの集積地である。
積もりに積もったゴミがいつしか発火し、常に燃え続けることで煙が立ち登る。
そうして「スモーキーマウンテン」と名付けられた。
あるとき、国際的な批判からそれは撤去された。
ゴミはスモーキーマウンテンではなく、別の集積地に集められることになったそうだ。
しかし、根本的な環境改善はされてこなかったのだろう。
マニラを流れるパシグ川の環境
マニラの南側にあるバイ湖から中心地であるマカティなどを抜けてマニラ湾に注ぐ巨大な水の流れだ。
しかし、町のほうではゴミが浮いていて流れが停滞している。
-淀んだ川の水と大量のゴミ-
誰かが捨てたゴミの上にまたゴミを捨てる。
その積み重ねがこの川の汚染を引き起こしているように感じる。
(自分が捨てたのはあの一個だけだから、大丈夫でしょ)
少しであれば加担しても罪の意識はないものだ。
行政の問題もあるが、
ゴミに対する個々人の意識の違いも大いにありそうだ。
日本ではゴミは汚いものでできるだけ遠ざける傾向にある。
そして病気の原因にもなり、ある意味危険だと感じるからだろう。
フィリピンではゴミとの距離がもう少し近いのかもしれない
日本ほどゴミを邪見にせず、近くに置いても大丈夫。
そんな雰囲気を感じる。
マニラの街もキレイとはいえない。
道にはゴミが散乱しているし、小便スタンドなどもあったりする。
あとは、ゴミが多すぎて対処できないというのもあるだろう。
片付けようにも溢れかえり過ぎている。
しかし、田舎のほうはというと、きれいだ。
(「大きなボディからの甘いお誘い!?」ご参照)
朝、ほうきで家の前を掃いている人もいる。
目につくところをきれいに保つことをよしとしているのだ。
きれいな場所を取り戻すには一長一短ではいかない。
誰かがゴミを散らかしたら、誰かが片付ける。
国際サッカー試合の後の日本人サポーターによるゴミ拾いと同じだ。
誰が出したゴミかは関係ない。
汚れたら、キレイにするだけ。
そしたら気分がいいでしょ。
そういう日本的な勤勉さが必要なのかもしれない。
それが海外で評価されるというのだから、
誰しもがキレイなのがいいと思っているわけだ。
人の心が変わらない限り、ゴミ問題は改善されない気がした。
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