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万全の守りセキュリティーガード
セキュリティーの人がしきりに話してくる。
日本人だからだろうか。
当時、マニラには日本人が少なかった。
日本企業は工場はマニラ郊外にあったものの、
進出企業のオフィスはマカティにあった。
日本人といえば、オフィスの駐在員か
大きな大学にいる日本人ぐらいのものだ。
工場には日本人の管理職のみがいたので郊外では
日本人を見かけることはなかった。
今はどうなっているのだろう。
これだけ日本の外食チェーンがこぞって海外に進出しているのだ。
日本人も増えたに違いない。
ということで、レアな日本人のアドバンテージを生かして
仲間づくり開始。
セキュリティーはいつも門にいるので、自然と顔見知りに
いつしか仲良くなって一緒に飲みに行く事も。
近くにある繁華街の店で一晩中仲良く楽しんだりもした。
仲良くなってくると、たわいもない、いろいろなことを聞いてくる。
向こうはカタコトの英語。
聞き耳を立てて、会話する。
受け入れられ方がオーストラリアとは違ってうれしい。
自然に馴染んでいく。
おそらく日本人や日本の文化に興味があったからなのか。
少し敬意を持たれているような印象も受けた。
アニメ、家電、車…。
そのころ、『ドラゴンボール』や『幽遊白書』など
たくさんのアニメがフィリピンを席捲していた。
家電は日本ブランドのコピー商品がでるぐらいだったし、
車も日本車がバンバン走っていた。
そんなこんなでセキュリティーと仲良くなった。
なり過ぎたかもしれない。。
ひょっとすると危険が身近にあるのかもしれない
仕事終わりに校内で出くわしたところ、
ちょっと来いという。
なんですか、と言ってみると
ピストルまで触らせてくれるという。
いやいや、そこまでは…。
と言いながら、こんな機会はないと思い、質感だけ確かめる。
重い、硬い…。鉛の塊だ。
銃を身近に感じるとともに、フィリピン自体も身近に感じた。
心の距離感は国によってイロイロだ。
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