オーストラリアで初ライブ観戦決定!
アーティストは当時流行っていたジャミロクワイ。
それほど身長は高くないが、大きなマジシャンのようなハットとコミカルな動きがトレードマークだ。
実は洋楽はそれほど聴いたりはしなかった。
高校時代には友達に影響されて
ドイツのメタルバンド「ハロウィン」「ガンマ・レイ」といったところ。
歌詞に共感したからではなく、ギター演奏がすごいだとか、
なんとなくメロディーが好きとかそういったことだった。
そう、ジャミロクワイのようなメジャーどころとは縁がなかった。
しかし何を間違ったのか、タイミングよくオーストラリアに来た
ジャミロクワイを見に行こうと思った。
早速、ライブチケットをインターネットで買った。
その頃はISDNでインターネットをつなぐか、出たばかりのADSLだった。
インターネットが急速に普及し、航空券やライブのチケットなども、ネット経由で手に入れていた。
ページの表示速度の遅さや使いにくさに苦労しながらもようやく予約することができた。
そのチケットを片手にライブ会場へ。
残念ながら場所は忘れてしまったが、そこはとてつもなく広かった!
ずっと奥のほうに大きなステージが見える。
ステージの上にはもっと巨大なスクリーンが立っていた。
ライブ開始まであと少し。
観客のボルテージも少し上がったのが分かった。
そしてジャミロクワイが颯爽と登場!
うん…、顔どころか、体さえもよく見えない。
予想はしていたものの、こんなに小さいのかとびっくりした。
まさに米粒大のジャミロクワイだった。
頼みの綱の巨大スクリーンでさえも、肉眼では結構厳しかった。
「あなたの声だけが頼りだ」
歌い声はCDのとおりでほっとした。
曲も知っているのが何曲かあった。
しかし、それ以上の感動はない…。
「これならばCDで家でゆっくり…」
とかいう言葉がつらつらと出てきそうになった。
いけない、いけない。
友達は良いと言ってくれているのだから。
自分にこのライブを楽しむ能力がないことを無念に思いつつ
オーストラリアの初ライブは見事に終わりを迎えた。
ありがとう、ジャミロクワイ!
素敵なライブだった。
ただ、、、私に合わなかっただけだよ。
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