前回に引き続きゴールドコーストの旅。
ゴールドコーストの砂場ではレンタルサーフボード屋さんがある。
ゴールドコーストの波と言うのは、サーファーにとても人気でサーフィンの国際大会が開かれるほど、良質の波が打ち寄せる。
この日もサーファーたちがたくさん訪れ、波を乗りこなしている。
その近くでは海水浴を楽しんでいる子供連れなども見受けられる。
サーフボードが当たったりしないのだろうかそんな不安を感じているのは、どうも私だけ。
みんなそれぞれ楽しんでいるようだ。
ここまで来たのだから、私もサーフィンをやってみよう。
早速サーフボードを借りてみる。
普通のロングボートとハーフボードの2種類が置いてある。
どちらにしようか考えたがよくわからない。成瀬サーフィンをするのは人生ではじめての経験だったからだ。
なんとなく短い方が簡単なんじゃないかと思い、ハーフボードを借りる友達もハーフボードを借りた。
(後で調べると初心者は大きいボードの方が乗りやすいらしい)
さて、海に入ってやってみるか。
なるべく人がいないところまで行く。
波打ち際まで走ったものの、波の高さが尋常じゃない。
須磨海岸の10倍はあろうかと言う大波が押し寄せている。
意を決して海の中へ
持っていたサーフボードを水に浮かべ、体半分を乗せてみる。
そのまま歩いて足のつかない所まで行き、手でパドリングを開始する。
そこに押し寄せる大波。
そのままじっとしていると波に飲まれてしまう。
何とか波を乗り越える、その後また波がやってくるので、また乗り越える、それを繰り返す作業に必死になる。
そうやっているうちにかなり時間が過ぎていく。
そして必死になっている分体力も奪われている。
ついにヘトヘトになり、体力の限界を迎えた。
タイムアウト!
そうして、1度も波乗りをすることなく、サーフボードを返しに行った。
超えられない壁を知り、私のサーフィンデビューは悔しものになった。
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