恐怖のロッククライミング

オーストラリア留学日記

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サブウェイを食べ終わった後、ロッククライミングに誘われた。
無料でできるところがあるらしい。
装備もすべて貸してくれるという。

ロッククライミング…。

初心者には結構ハードルが高いやつだ。

しかし前から興味があった。
木登りは得意だったし(あんまり関係ないか??)
崖を登ると楽しいだろうな、と思っていた。

「よし、行ってみますか!」

場所はブリスベン川の遊歩道沿いにあった。
そのあたりは階段状の地形になっていて
遊歩道のある段から自動車の走る道路のある段までが崖になっている。
そこを登るのだ。

上にはロープを繋ぐことができる丸い鉄の輪っかが設置されている。
登る際はまずは上に行って、輪っかにロープを通す。
半分くらいまで通したら、一方を下にいる登る人に、
もう一方をサポートする人へと渡しておく。

つまり、登っている最中はサポートする人が命綱を握る。
なかなかスリリングな展開だ。

友人のオージーがロープを上に持って行ってもらう間
借りたハーネスをつけておく。
これも初めてだ。
下から履いて、付いているカラビナにロープを通して固定する。
登っている最中は登った分だけロープを移動させて常に固定していく。
そうすることで、落下したときも固定したところまで落ちるので
安心だというわけだ。

さて、そうやってベテランの登り方を見ながら、自分の順番が来るのを待つ。

隣の崖でやっているのは大柄な地元のオージーたち。
楽しそうに大声をあげながらクライミング中だ。
中でも100kg以上はありそうな男性に目が留まった。
これから登っていくようだ。

もちろん、下ではサポートする女性が命綱を握っている。
男性はどんどんと調子よく登っていく。
しかし、どう考えてもクライミングには不向きな感じだ。
指と足に全体重を乗せて登るのだから。

中盤当たりで指をかけるところが見つからなくなったようだ。
体力的にはそろそろ限界か?

どーん、と勢いよく落下…。

ヒュー。。。

落ちる落ちる、、、、

ヒュー。。。

落ちる落ちる、、、、

そのまま、一気に地面まで到達!

「えっ~!!!!」
まさかの中盤から一気に地面に着地とは!?

ロープの意味っていったい??
伸縮性があるとはいえ、地面までって?
しっかり支えてるんかい!?
あの高さからジャンプしているようなもんだろう。

怖すぎる…
しばし呆然とする。

そんなシーンを横目に見ながら、自分の番が回ってきた。

落ちることは考えずにトライ。
初回なんでまぁ、そこまで高いところまでは行かんでしょう。

と考えたのだが、元来の木登り上手が奏功して中盤まで行ってしまった。
下を見ると、かなり高い。
必死の思いで食らいつく。
上まで登らない限りは落下するしかないのだ。

しかし、次の一手が見つからない。
指は探せども探せども上に登れるひっかかりを見つける事はできなかった。
ついに体力の限界!

大変なことになるかもしれないと本気で思いながら
意を決して落下。

ボイーン、ボイーン。。。

ボイーン、ボイーン。。。

サポートしてくれていたバディがしっかりロープをつかんでいてくれた。
あんまり落下せずに空中で上下運動。
そのまま、ゆっくりと地面まで導いてくれた。

地面についた時、ほっとした。
まぁ、普通はそうなるよね。

そして思い出した。

そういえば、あの巨漢の人が崖中盤から落ちて地面に着いた瞬間、
ちょっとおもしろかったな。

「んな、アホな」って。。。

※ちなみにオーストラリアではロッククライミングのことを「climbing」といっていました。ロックはどこ行ったぁ!?

【次回】公園の魔獣ポッサム

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